午後からも頑張って一日が終わった。ご苦労さんと言う上司の声が聞こえた。思ったよりはあまりきつくなかった。これだったら一週間頑張れそうだった。私は帰りのトラックの中で将来の事を考えた。息子はどうなってくれるだろうか。絶対にあいつには自分のような苦労をして欲しくない。私は考えが甘かったのだ。今日の仕事がターニングポイントとなっていい方向にいけばいいのにと強く願った。そして所定の場所に着いた。明日も頼むぞ。そう言ってトラックは走り去っていった。残りの三人は肩を落としてそれぞれの駅に向かっている。腹が空いたな。今日はよく頑張った。人材派遣の事はもう忘れよう。あれは過去の事だ。悪夢だ。そう思いながら駅に向かった。これからの人生がどうなるか分からないが与えられた仕事を懸命にこなせばなんとかなるはずだ。そうじゃないといけない。私は強く自分にそう言って励ました。人生は戦いだ。絶対に負けるわけにはいかない。家族の為にも。`